ブレない名車は生まれ故郷で進化。

「BMWグループとなった後もBMWミニの生産はドイツではなく、敢えてイギリスで生産されています。

それはドイツ色にまみれてしまうのではなく、イギリスの伝統ミニのDNAを絶対的に継承したかったというBMWミニの経営陣の意志があったからです。

経営方針がブレてはいけないということが良くわかる事例です」

「そうですね。

私もまったくそのとおりだと思います。

車は移動手段ではあるけれども、住宅購入に次ぐ夢の象徴でもあります。

だから開発精神がブレて車が変貌してしまっては、追いかけてきたユーザーの夢はしゃぼん玉同然に壊れてしまいます。

ミニもミニが悪いわけではなかった~。

ユーザーの夢の目線からミニを消してしまったのは経営陣自身だと~」

「そうです。

それをドイツという異なる目線で客観的にみてきたから冷静に判断できたのではないでしょうか。

カントリーマン (クロスオーバー) とペースマンはオーストリアのマグナ・シュタイアーがつくっていますが、そうした計画もかなり客観的ですばらしい選択だった? 私にはその辺になるとよくわからなくなるのですが、現在のBMWミニにはどのような影響を与えているのでしょうか。

それとも、当時はまだBMWミニは目線の延長線上にはなかった?」

「とんでもないです。

すでにそのころは増産体制に入っていましたから、起死回生の策が大成功したあとの話です。

それでBMWミニは2006年9月から“ミニプロダクション・トライアングル体制”と称してイギリス国内3つの工場での生産が数年後には佳境を迎えていました。

3工場の分業体制が確立されたんです」

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